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「Tokyo Game Show/東京ゲームショウ」特別レポート(その3)
(2013年10月02日)

東京ゲームショウへ出展したアメリカ企業2社の日本市場への進出を弊社チームが支援。来春発売予定の新商品についての個別インタビューをお届けします。

商品名「Bladepad」がそのまま社名になっているモバイル・アクセサリー製品を扱うBladepad, Llc のCOO、Reed Quinn氏です。同製品はiPhone用ゲームコントローラー。Bluetoothを搭載し、iPhoneに装着するだけで快適にゲームを楽しむことができるこれまた便利な優れものです。

Tokyo Game Show okyo Game Show


Q:先ず、自己紹介をお願いします。
A: Reed Quinnと申します。Bladepadの開発者の一人で、COO(最高執行責任者)です。

Q: 今回、日本に紹介されている製品について説明してください。
A: BladepadはiOS対応機器(iPod, iPhone, iPad, iPad mini, iPad retina)に使用できるケースです。接続はBluetoothを使い、ケースはコントローラー本体から取り外すことができます。iPhoneの問題点は、ホームボタンしかボタンがなく、全てはタッチ画面で操作をしなくてはなりません。この製品は、単純なタッチでプレイするゲームでは問題がないのですが、あたかも自分がその環境の中にいるように感じる没入型ゲーム(immersive game)と呼ばれる複雑なストーリーを進めていくようなゲームの場合はより精密な操作を必要とします。

また、ボートレースやカーレースなどのスポーツゲームの場合は、傾けたり倒したりする(tilt control)操作や画面をタッチするタイプの操作では精密さが足りません。これらの市場に出ている多くのゲームをプレイした人たちは、「素晴らしいゲームだ。画像も美しい。ストーリーも音楽も芸術性も最高だが、コントロールが最悪だ。このゲームをやっても楽しくない!」と言います。

私たちはこの問題を解決することができ、ゲーム開発者は大変喜んでくれました。ゲーム開発者は、お客さんからの最大の不満を解決するツールをやっと得たと言ってくれています。開発者は多大な時間や労力を費やし一つのゲームを完成させたにも関わらず、お客さんに操作がしにくいと文句を言われることが大きな問題でした。そのため、私たちはBladepadの開発を始めました。

Q:開発においては何が大変だったですか?
A:大変だったのは、アップルがあまり協力的でなかったことです。iPhoneは意図的に、正しいチャンネルを通さないと接続が難しい作りになっていました。良いゲームシステムである一つの要素はジョイスティックがあることです。ただのジョイスティックではなく、アナログのジョイスティックです。デジタルのジョイスティックも存在しますが、それらはボタンと時計のプログラムで作られていて、どちらかを押して操作をします。

それに対して、実際のアナログの場合には、ポジションとベクトルがあって、方向と幅が存在し、これはアナログで操作をしない限りは実現できないものです。私たちの商品には、シリアル・プロトコルというものを採用しています。これは、もともとプリンターに使われているもので、アナログのデータをデジタル化するシステムです。ゲーム操作をスムーズにするためには、これを素早く行うことが大切です。そのため、私たちはコントローラーに時計を組み込み、アナログからデジタルへの変換の時間を短縮することにつとめました。

ボタンを押し、MCUからBluetoothへ、そこからプロセッサー、そしてソフトまでたどり着いたら、もう一度もとの道を戻ります。私たちは、これを全て24ミリ秒で行います。あまりにも、短い時間なので、ゲームをプレイしているときには全くラグを感じることはありません。これが開発で一番苦労した点です。この難点をクリアすることができれば、商品が完成しますが、クリアできない場合には、他に道がない状況でした。

Q:この製品の立ち上げにいたるまでの見通しは?
A:約18ヶ月です。家電製品の大きな展示会のE3で当社製品を発表しました。ところが、同じ日にアップルは、Worldwide Developers’ ConferenceでiOS7にはコントローラーが統合されたプロトコルが導入されるため、シリアル・プロトコルは必要がないと発表しました。

つまり、小売店や個人のお客様から注文が来ている状況で、アップルに6ヶ月後には私たちの商品が時代遅れになってしまうと言われ、アップルの新しいOSに対応できる商品を改良する必要がでてきたわけです。Bladepadはアップルの審査を通過させる必要があったのですが、これはiOS7がリリースされるまではできません。そのため、リリースを待っている状態です。その審査が終わり、来年の4月には店頭にも並ぶ予定です。

これが、家電業界の現実です。入れ替えや変化がとても早く、特に私たちのように付属品を製作しているような会社は、元の商品が新しくなれば、自動的に私たちも新しい商品を開発しなければなりません。ただ、あとは内部の構造をiOS7に対応するように調整するだけで、ラグの問題やジョイスティックの問題などは既に解決しています。白紙に戻ったわけではないので、よかったと思っています。iOS7対応になったからと言って、商品が大きく変わることはありません。Bluetoothで接続し、電池のもち、バックライトの構造などは全て一緒で、変わるのはソフトウエアだけだからです。

Q:日本市場をどのようにご覧になっていますか?
A:日本の市場に対しては複雑な気持ちです。家電の市場としては、とても大きく、発展していることはわかっていて、その点では大変魅力を感じています。通常、アメリカで商品を立ち上げ、マーケティングや商品価格、ブランドなどのポジショニングを調整しながら、別の市場に参入する形をとっています。

ただ、海外市場には大きな感心を持っていて、家電の動きの早さを考えると、今回のBladepadは4月から8月までしか使えなくなるでしょう。その時期になるとアップルがiPhone6を発表し、私たちはそれに対応しなければなりません。つまり、私たちには時間がありません。そのため、心配はありますが、同時にいくつかの市場に商品を投入する必要があり、それを実現したいと考えています。

Q:どのように日本市場にアプローチを?
A:ほとんどは、パートナーの小売店に任せています。家電は、小売店がプロモーションのために経費をさく商品です。ホリデー・ギフトとして家電は人気があります。去年、私たちが今年のホリデーについて考えていたときに、Walmart限定で売れば、チラシ広告でWalmartでしか買えないものだと宣伝してくれるといいました。小売店が何を宣伝するか、彼らのマーケティングの方法や力などを見ながら、考えていきたいと思います。

草の根運動としては、お客さんは皆、レビューを読み、こういった商品を手に入れたいと思う強い気持ちを持っています。多くの場合、写真を見ただけでは、手で持った時の感覚、処理能力、ラグなどがわかりません。そのため、私たちは18ヶ月間でレビューをするブログや雑誌などのリストを入手し、そこに完成した商品のサンプルを送り、レビューをしてもらい、できるだけ多くの読者の目に触れるように努力をしています。マーケティングの方法はいくつかありますが、今話した小売店との関係を強化することと商品レビューが二つの主な方法です。


Q:昨日、今日二日間の展示を振り返って来場者の反応はいかがでしたか?
A:素晴らしく、前向きな反応をもらいました。プレイした人にアンケートを記入してもらったのですが、デザインや機能性、ラグなどがどれも高い評価を受けていました。おそらく100枚ほどに目を通したと思いますが、一つも低い評価をされているものはありませんでした。10段階評価で言うと、常に8-10までの評価を全ての項目でいただいていました。私たちの今までの努力が実った証拠だと思い、うれしいです。今回、試遊してもらった商品と、来年発売されるiOS7対応の新商品との評価の差はないと思います。


Q:将来の計画について?
A:私の将来の計画はほとんど家族中心に考えています。No success can compensate for failure in the home.(家庭での失敗を償うだけの成功はない)これはSpencer W. Kimballの言葉です。 Reed Quinn氏のインタビューは実は今回で2度目である。前回は貼るだけで24時間筋肉や関節をサポートするテーピング商材を日本に持ち込んだときであった。その商品は等分の成功を収め、今も売れ続けている。Quinn氏は31歳の若き青年実業家である。ユタ出身のモルモン教徒でもある。家族への愛が彼の人生の価値となってビジネスの成功にも大きく反映されている。


>> 東京ゲームショウ 特別レポート(1)
>> 東京ゲームショウ 特別レポート(2)


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