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アメリカのビジネストレンド、展示会情報、社会情報、業界誌、新商品などの紹介。(毎月1日に更新)

 

アメリカ外食・食品事情 (10/01/2004)
〜猫の目のように変わるアメリカ外食産業 (トレンドを作るか、トレンドを追うか?)〜

今月の業界情報は、外食産業を取り上げた。時代と共に外食の分野も激しい勢いで様変わりをしている。Low Sodium(減塩)からLow Fat(低脂肪)へ、そして今やLow Carb(低炭水化物)の時代を向かえた。トレンディ・レストラン紹介では、ヘルシーメニューの代表格、日本食レストランを取材した。外食のトレンドとしては、Low Carbと大人気のラップを取り上げ、レシピもおまけに加えた。さらに新しい発想をもったフランチャイズも紹介。


トレンド

ここ1〜2年、ファーストフード店をはじめレストランで、「Wrap」と「Low Carb」これら2つの言葉を多く目にするようになった。日本ではまだ馴染みのない言葉であるが、この2つが外食・食品業界に与えた影響は大きい。今のアメリカにおける外食・食品業界の2大トレンドであるWrap(ラップ)とLow Carb(ローカーボ)を今月は紹介したい。


WRAP(ラップ)が大人気!

“ラップ”とは、トルティーヤにいろいろな食材を入れ、巻いたものである。日本で言うならば「手巻き」という感じであろうか。日本ではあまり馴染みがないトルティーヤだがアメリカでは、トウモロコシの粉や小麦粉を原料としたものから、野菜を練りこんだものなど、様々な種類のトルティーヤが売られている。もともとトルティーヤはメキシコ料理であるタコスやブリトーなどに用いられ、一見クレープの生地を厚くしたようなものである。それらメキシコ料理とアメリカのサンドイッチをミックスしたものがWrapである。

日本でも知られているサンドイッチチェーン店のサブウェイやハンバーガーショップのマクドナルドなどでも、本来のサンドイッチやハンバーガーの他にラップメニューを提供しはじめた。スターバックスでも、サンドイッチの横にはラップが並んでいる。

 ラップの写真おしゃれで手軽なラップは学生やOLを中心に若者の支持が大きく、大学の食堂でもラップメニューが数多く提供されはじめている。

おしゃれで手軽なラップのレシピを下記に紹介する。

[Strawberry Breakfast Wrap]

   材料:
   小麦粉のトルティーヤ
   カッテージチーズ
   イチゴ(4つに切る)
   粉砂糖
   シナモンパウダー


   1. トルティーヤをフライパンで少し焦げ目がつくくらい温める

   2. その中央にカッテージチーズ、イチゴをのせ、上から粉砂糖、シナモンパウダーをかける

   3.  両サイドを中央にむけて折る

この他にも、チキンやハムやレタスを入れ、サンドイッチのように楽しむことも出来るし、クリームチーズ、スモークサーモンやバジルを巻けば、シャレたつまみにもなる。

このような優れもののトルティーヤが日本市場に本格参入するのも近い将来ではないかと思われる。


Low Carb(ローカーボ)

アメリカのダイエットといえば、「Low Fat」「Low Calorie」が一般的であったが、肉好きの彼らにとってこれらのダイエット方法は辛く、長続きしない。スーパーマーケットでは多くの「Low Fat」食品が売られ、多くの消費者がそれらを購入しているにもかかわらず、アメリカ人の肥満問題は改善されるどころか、ますます深刻になるばかりである。

そこで注目されたのが「ローカーボ=低炭水化物」ダイエットである。このダイエット法は1972年にアトキンス博士によって考案され、現在アメリカでは3,200万人がこのダイエット法を実践していると言われている。

ローカーボダイエットは、炭水化物の摂取量を制限し、肉・魚・たんぱく質などを多めに食べるという方法である。肉好きのアメリカ人のとって、これほどマッチしたダイエット法が今まであっただろうか?

ローカーボダイエットでは、1日に摂取する炭水化物の量を最初の数週間は20g以下に、そして最終段階になっても40g〜100gに抑えなければならない。炭水化物20gとは、どれだけの量なのか身近な例を挙げてみる。ご飯100gに含まれる炭水化物は34g。普通のパスタやパン、ご飯では、このダイエットに取り入れることができず、これがダイエットをする人々だけでなく企業にも様々な影響を与えている。

パンやパスタを作っている食品メーカでは売上が前年度に比べ10%も下がる企業がでてきたり、大手人気ドーナツチェーンのKrispy Kreme Doughnutsの売れ筋商品である「Original Grazed(高炭水化物)」の売り上げが前年度に比べ40%ダウンし、同社の株価も大きく下落した。

また寿司を出す日本食レストランでも「鉄火巻きをご飯抜きで!」など「ご飯抜きのお寿司」の注文が増え、板前さんを困らせている。アメリカにおいて、ヘルシーフードの代名詞でもある日本食に対し、少なからず影響を与えているのである。

ローカーボの食品ではパン、パスタやシリアルが数多く開発・商品化されているが、中でも目を見張ったのがローカーボ・ポテトの開発であった。

このポテトはカナダのHZPC Americas Corpによって開発され、今年9月から本格的に栽培を始め、来年1月には市場に出る予定であるという。このローカーボ・ポテトは通常のジャガイモに比べ繊維とたんぱく質が多く含まれている。また茹でても形が崩れにくく食感も普通のジャガイモよりもよく、味もおいしいようである。

2004年度のローカーボ食品売上は、$30billion(約3兆円)と予想されていることや、全米のレストランチェーンでもローカーボメニューの売上が全体の12〜15%を占めることからもわかるように、アメリカのローカーボブームはしばらくは続きそうである。


数値で見るアメリカ・食品業界

      $1.2 billion(約13億円):全米レストランの1日あたりの売上高
      930:過去5年間に販売されたローカーボ食品の数
      5.2%:2004年度カリフォルニアにおける外食産業全体の売上推計

        (出所:California Foodservice Sourcebookその他)

カリフォルニアにおける外食売上推移

単位:10億ドル

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カリフォルニアにおける飲食店件数の推移

単位:1000件

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(出所:California Foodservice Sourcebook.)



フランチャイズ企業紹介

Dunn Bros. Coffee
Corporate Office
111 3rd Ave South, Minneapolis, MN 55401
Tel: 612-334-9746
FS加盟料 1店舗:$30,000(約330万円)、3店舗:$65,000(約715万円)
ロイヤリティー: 5%
広告:1%
店舗数:41

www.dunnbros.com/

1987年の創業以来、焙煎豆の新鮮さにこだわり、毎日お客様に出すコーヒーはその日に焙煎したコーヒー豆を使用することをフランチャイジーに義務付けている。そのため、それぞれの店舗に必ず設置しなければならないのはコーヒー豆焙煎用のロースターである。

Dunn Bros. Coffeeの事業コンセプトは、“Our style is not to have a style”、つまりスタイルを持たないのが我々のスタイルである、という。「スタイルを持たない」という意味は、店作りにフランチャイジーの個性(パーソナリティー)と独自性を尊重するということ。そしてそれ以上に、出店地域のコミュニティーに密着した店作りをすることを最も重視している。例えば、地域の図書館に付設する形で店を構え、図書館に出入りする人たちとのいわば一体化したコミュニティー作りを通した集客方法で成功を収めたフランチャイジーなど、オーナーのスタイルなきスタイルが成功を呼び込んでいる。


トレンディ・レストラン紹介  Japanese CuisineR23

R23のロゴ



展示会情報

Winter International Fancy Food & Confection Show
Moscone Center(サンフランシスコ)
www.fancyfoodshows.com
出展社数:1,200
入場者数:19,000
2005年1月23日〜2005年1月25日
お菓子、高級グルメフード、ドリンクの展示会
2004年9月22日〜2004年9月23日

International Restaurant & Foodservice Show of New York
Jacob K. Javits Convention Center at New York(ニューヨーク)
www.newyorkrestaurantshow.com
出展社数:670
入場者数:22,000
2005年2月9日〜2005年2月11日
飲食関連の展示会

International Franchise Association 45th Annual Convention
Westin Diplomat Resort & Spa(ハリウッド・フロリダ)
www.franchise.org
2005年3月6日〜2005年3月9日
フランチャイズビジネスの展示会

International Pizza Expo
Las Vegas Convention Center(ラスベガス)
www.pizzaexpo.com
出展社数:600入場者数:13,500
2005年3月30日〜2005年4月1日
ピザだけでこれだけの人が集まります。

SCAA 17th Annual Conference & Exhibition
Seattle’s Washington State Convention & Trade Center(シアトル)
www.scaa.org
出展社数:700
入場者数:10,000
2005年4月15日〜2005年4月18日

コーヒー専門の展示会

U.S. Food Export Showcase
McCormick Place(シカゴ)
www.cmgexpo.com
出展社数:400
入場者数:6,500
2005年5月1日〜2005年5月3日
International Super Marketのショーと同時開催で、実際には合計で2万以上の来場者があり。

Summer International Fancy Food & Confection Show
Jacob K. Javits Convention Center(ニューヨーク)
www.fancyfoodshows.com
出展社数:2,000入場者数:26,000
2005年6月10日〜2005年6月12日
お菓子、高級グルメフード、ドリンクの展示会








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