アメリカ・展示会レポート

既に開催された展示会およびイベントのレポートをお届けします。
  カリフォルニア・ギフト・ショウ (2008/7/18-21)
  ワールド・ティー・エキスポ (2008/5/30-6/1)
  FMI (フード・マーケティング・インスティチュート) ショウ (2008/5/4-7)
  ナチュラル・プロダクツ・エキスポ・ウエスト(2008/3/13-16)
  NASFT ファンシーフード&コンフェクション・ショウ(2008/ 1/13-15)
  ウエスタン・フードサービス&ホスピタリティ・エキスポ2007(2007/8/18-20)
  ナチュラル・プロダクツ・エキスポ・ウエスト(2007/3/9/-11)



  失敗しない!アメリカ展示会への出展

多くの日本企業が、アメリカ進出の第一歩として、アメリカの展示会に出展されます。しかし、日本の展示会とアメリカの展示会には大きな違いがあります。

まず、日本とアメリカの流通に大きな違いがあります。その違いを学ばずに展示会に出展するのは、無謀な行為ともいえるでしょう。

多くの日本企業は、アメリカでの卸し先企業を見つけるために展示会に出展しますが、来場者のほとんどは末端の小売業です。アメリカには、レップというシステムがあり、レップと呼ばれる企業、人間が卸業者の役割をしていますので、メーカー直で小売に販売される形が非常に多くなっています。

また重要なのが、アメリカの展示会は具体的な商談&発注の場であることです。展示会前から、出展者はバイヤーとアポイントを取ります。そして展示会場で発注となるのが通常です。アメリカは国土が広く(面積が日本の約24倍)、営業員が企業を個別に回って営業をかけることは困難です。またショールームを持っていても、そう簡単にはバイヤーもショールームを訪問することができません。展示会はそのために利用されています。アメリカにおいては、展示会はイベント的な催しではなく、商談の場であり注文する場なのです。

展示会に出展して可能性を探りたい、反応をみたい、コメントを聞きたい、と出展考えられる企業も多くあります。それも一つの市場調査の方法ではありますが、それだけの費用をかければ、かなり詳しい市場調査ができます。アメリカと日本は市場も違います。まず、市場を知ることが一番重要なことです。

市場を知らずしてアメリカへの市場参入は成功しません。一番目に市場を知ること、そして、アメリカ市場向けに商品をマーチャンダイジングすることが二番目にすべきことです。

各商品の市場にあった、パッケージング、サイズ、色、デザイン、価格の調整が必要な場合もあります。

それを行ったうえで、次は流通網の確保です。

そしてようやく、展示会出展となります。遠回りのようですが、調査と事前準備をしっかりすることが、時間と経費の最大の節約になります。





  アメリカの展示会に出展する費用

アメリカの展示会に出展する際に必要となる費用です。目安としてご利用ください。アメリカの展示会のブースは、10フィート×10フィート(1フィート=30.48cm)が一番小さい標準的なものです。

展示会3日、設営1日(合計4日)として計算

スペース(10フィート×10フィート) 2,500ドル〜3,500ドル
カーペット、電気配線、その他 500ドル
搬入・搬出費用 300ドル
アメリカ国内配送費用 300ドル〜2,000ドル (地域、重さ、かさにより変動)
ブース・ディスプレイ(レンタル) 1,000ドル〜3,000ドル
展示会期間のブース保険料 200ドル〜500ドル
ブース内説明員出張費(2名) 1,500ドル〜2,000ドル
人件費(2名) 3,000ドル〜6,000ドル
通訳(1名)1日800ドル 3,200ドル
その他雑費 1,000ドル
合計 13,500ドル〜22,000ドル






  アメリカの展示会、日本との違い

アメリカの展示会と日本の展示会を比較してみると一番大きな違いは、アメリカの場合は具体的な商談&発注の場であることです。展示会前から出展者はバイヤーとアポイントを取り、展示会場で発注となるのが通常です。アメリカは国土が広く(面積が日本の約24倍)、営業員が企業を個別に回って営業をかけることは困難です。またショールームを持っていても、そう簡単にはバイヤーもショールームを訪問することができません。展示会は、商品を売りたい人と買いたい人が出会い、具体的な商談をし、注文するために開催されています。流通ルートが確立されていない段階で出展することは、時間と費用の無駄使いになりがちです。

展示会に出展して可能性を探りたい、反応をみたい、コメントを聞きたい、と出展考えられる企業も多くあります。それも一つの市場調査の方法ではありますが、それだけの費用をかければ、かなり詳しい市場調査ができます。




  アメリカと日本の国土と人口

国土面積が日本の約24倍、人口が約2.4倍のアメリカという市場。

アメリカは、国土面積が日本の約24倍、人口が約2.4倍あります。ちなみに、カリフォルニア州の面積は、日本よりも少し大きくなります。消費意欲が旺盛なこのアメリカというマーケットに興味を持ち、進出を試みる企業は多数あります。しかし、そのすべてが成功している訳ではありません。その原因は、マーケットと商品のミスマッチ、マーケットへの理解不足、資金不足、適切な人材不足などが考えられます。

日本 アメリカ合衆国 カリフォルニア州
国土面積 377,923.14
平方キロメートル
(2006年国土地理院)
9,161,923.5
平方キロメートル(Census 2000
3,537,438.44(square miles))
403,931.956
平方キロメートル
155,959 (square miles)
人口 127,757,000人
(2005年国勢調査)
303,143,160人
(2007年12月31日)
GDP 4,383.76(10億ドル) 13,843.83(10億ドル)




  アメリカ進出 やってはいけない!基本編

世費用をかけて日本側で準備した販促ツールなどが、アメリカでは使用できない場合が多くあります。まったくダメではありませんが、できることなら使用しない方が望ましいと思うものもあります。ちょっとしたことですが、意外と知られていない、お金を無駄にしないための基本的なノウハウです。ご参考にしてください。

名刺:日本の名刺とアメリカの名刺では大きさが違います。アメリカの名刺ファイルには、日本の名刺は大きすぎて入りません。こんな場合は、1枚ずつカットして収納するか、ファイルされずに行方不明になることが多々です。

名刺は、アメリカサイズで。

カタログおよび資料:日本の場合は基本がA4サイズです。アメリカはレターサイズです。A4サイズはレターサイズより天地が長いので、アメリカのファイルには大きすぎてはみ出してしまいます。このような場合は、折り曲げてファイルするか、ファイルされずに行方不明になることが多々です。
カタログや資料は、レターサイズで。

翻訳:商品の魅力を伝えるためのコピーですが、日本語のコピーをそのまま直訳されている場合が多く、まったく意味をなさないものがあります。例えば、弊社のコピーである「胃文化交流」を「STOMACK EXCANGE CULTURE」と直訳してしまうと外科手術??と意味不明になってしまいます。ご経験があると思いますが、英語から直訳された日本語を読むのは、意味はわかっても非常に読みにくくなります。できる限りカタログや資料は直訳せずに、内容を英語で考えて作り変えることが理想です。時々、奇妙な日本語で書かれたカタログを見て製品の性能をも疑ってしまうことがありますが、同じ事を知らずにやっていることがあります。
文章は、日本語の直訳ではなく英語で内容を考えて。

日本語と英語のミックス:日本人にとっては、英語と日本語が混在併記されていても違和感がありません。それはある程度英語がわかるからです。しかし、多くのアメリカ人にとっては、アジアの言語には馴染みがなく、文字は装飾物でしかありません。それが日本語なのか中国語なのか、それとも他の国の言葉なのかまったくわからない場合が多数です。アメリカ向けのツールに日本語を併記することは、多くの場合違和感もしくは異国のものという印象だけが残り、あまり好ましくありません。
日本語とのミックス使用は避けて。

英語のウェブ・サイトがない:最近の展示会の傾向では、カタログや資料を持ち帰る人が少なくなっています。全ての情報がウェブ・サイト経由で見られるようになっています。カタログも大切ですが、ウェブ・サイトが今は重要になっています。まず、英語のウェブ・サイトを充実させ、更新することをお勧めします。更新を前提にサイトを作っておけば、印刷物より素早く費用少なく情報の発信が可能です。
情報発信は、ウェブ・サイトを活用して。

展示会出展:手ごたえを感じたと、最初に展示会出展をご希望される企業の方が多くありますが、アメリカの展示会はアメリカでの基盤ができた後の具体的な注文を獲得する場です。弊社では出展より視察をまずお勧めしています。視察され、競合他社を見ていただければ、おおまかな可能性は掴んでいただけます。また、今後の方向性も明確になり、展示会出展も効果のある形で実現します。まずはアメリカをそして市場を見てください。
展示会出展の前に、まず視察。

アメリカ進出は、焦らないで下さい。「急がば回れ」です。









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