2013年8月30日

NY NOW(ニューヨークナウ)視察レポート(1)

8月17日から21日までの計5日間、NY NOW(ニューヨークナウ)が、Jacob K. Javits Convention Centerで開催された。革新的な立体骨組の構造建築を売りとする同センターは1986年に完成。マンハッタンの西側、34番通りから40番通りを跨ぐ11番街に位置し、当時の米国上院議員Jacob K. Javits氏にちなんで名付けられたコンベンションセンターである。Javitsの展示スペースは62,700m2。東京ビックサイトの東棟と西棟の展示スペースの合計が80,660m2あるので、大体のサイズ感を理解いただけると思う。

展示スペースは「HOME」「LIFESTYLE」「HANDMADE」「NEW!」「ARTISAN RESOURCE」にジャンル毎に分類され、「NEW!」「ARTISAN RESOURCE」はメイン会場からシャトルバスで数分のPIER 94で開催された。

これまでNew York International Gift Fair(NYIGF, ニューヨーク国際ギフトショー)として呼び親しまれてきたこの展示会、今回からNY NOW(ニューヨークナウ)と名称を改め、「国際ギフトショーの次なるジェネレーション」に向けた新たな開催となった。

毎年1月と8月に開催され、パーソナルギフトと生活雑貨の見本市としては全米最大級の展示会である。業者が直接買付けに来る小売業者向けの展示会で、今回は400以上の商品カテゴリー、出展企業2,800社、45,000人のバイヤーが来場。出展者の多くが小口の注文も受けているため、日本からのバイヤーにとっても多種少量の買付け・仕入れが出来るとのことで評価が高い。

日本から米国に現地法人を置いて活動を続ける企業の出展、ジェトロ主催のJapan Pavilionに出展する企業、単体で日本から独自出展する企業など、日本企業の活躍についてはこの後、その片鱗を紹介したい。あわせて、ジャンル別のダイジェストレポートも試みたい。


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